Sunday, May 31, 2009

石畳の道


メルボルンや、郊外の町が出来た頃に作られた石畳の道。
私が住んでいる近辺には、この石畳の道がまだ所々に残っている。
石と石の隙間から顔をのぞかせるコケが
雨に濡れて、緑が鮮やかになって、妙に可愛らしい。

この石畳の道、実はちょっと不便…。
デコボコしていて、何とも歩き難いし
ヒールを履いている時なんてすぐにつまずいちゃうし
車だと首をいためてしまうほどグラグラ揺れるし…。

でも、不便なんだけど、味のあるこの石畳の道がとっても好き。

ずっと昔から、そしてこれからもずっと
メルボルンや郊外の町を
何にも言わないでそっと見守ってくれているんだと思う。

chi

Monday, May 25, 2009

冬はすぐそこ…


メルボルンはスイセンの季節。

日本だと、スイセンは春がもうそこまで来ていることを知らせてくれる花。
でもメルボルンでスイセンを見かけるのは、寒くなってきている証拠。
だけどやっぱり香りをかぐと、「あぁ、春の香りだぁ♪」と思ってしまう。

昨日、日本にいる大切な友達の1人が
スイセンのように真っ白な白無垢を着て、お嫁に行った。
前世は双子の姉妹だったんじゃないかと思うくらい
彼女とは微妙な部分までテイストやペースが似ていて
一緒にいるとずぅーっと笑っていられる
笑顔の素敵な女の子。

同じ時期に同じような夢に向かって羽ばたいて
お互いの存在を励みに頑張ったんだけど
でも色んなことがあって、結局2人とも夢から遠ざかってしまって。

それぞれ雰囲気とか考え方のそっくりなパートナーに巡り合い
沢山のことを乗り越えて…
季節も場所も違うけれど、これまた同じ時期に
パートナーと供に新たな生活をスタートさせる。
そんな似たもの同士の私達。
おばあちゃんになっても、きっと、ずっと一緒に笑っていられるよね。


メルボルンから、いっぱいおめでとうを送ります。
いっぱい幸せになってね。

chi

Wednesday, May 20, 2009

メルボルン果物事情(イチゴ編)


果物で何が好きかと聞かれたら
迷わず「イチゴが一番すき♪」と答える…
はずだったんだけど
メルボルンではちょっとそうはいかない。

妙にカリコリするこっちのイチゴたち…。
何でなんだろう…水不足だから?
それともメルボルンの人達は
イチゴに歯ごたえを求めているのかしら。

色も形も香りも、日本のイチゴと変わらないのに
ジューシーさや甘酸っぱさが大分足りない。

こっちに来て初めてイチゴを食べたとき
その予期せぬ歯ごたえと味に
思わず一時停止してしまった。

それでもやっぱりイチゴを見つけると
ついつい手が伸びてしまう。

いつかまた言える日が来るといいんだけどな…
「イチゴが一番すき♪」って。

chi

Monday, May 11, 2009

母の日には…


母の日にはカーネーション… それは、日本の場合。

メルボルンでは…
日本のように、みんながみんなと言う訳ではないけれど
母の日には伝統的に菊の花がプレゼントされるみたい。
きっと、母の日の頃にこっちで一番綺麗に咲く花だからかな。

日本人の私は菊に対して、ちょっと悲しいイメージを抱いてしまいがち。
これまで遠ざけ気味で、あまり身近な花とは言えなかった。
でもよくみると、花火みたいな、とても華やかで綺麗な花。
それに清楚で爽やかな香り。

母の日が近づくと、こちらのお花屋さんには大輪の菊がいっぱい並ぶ。
メルボルンのお母さんたちを幸せにするハッピーな花。
私もちょっとだけ好きになってきたかも。

chi

Saturday, May 9, 2009

Paddington


シドニーのアートな町、Paddington。
メインストリートの Oxford St. を少し外れると
大好きなテラスハウスが沢山残っていて
それぞれ素敵なセレクトショップになっている。

そこで見つけた花屋+雑貨屋さん。
普通のお家をそのままショップにしたような
とっても居心地がいい空間。

センスの良いお花のアレンジや雑貨たち。
テーブルや椅子、ベッドやチェストに
所狭しと乙女心がくすぐられる小物が並べられ
その雑多な感じがとっても可愛い。

今にも「ただいま~」って、
スケッチブックを抱えたアート系のお洒落な女の子が帰ってきそうな
そんな、可愛くてお洒落で、でもお家みたいな不思議なお店。

chi

Tuesday, May 5, 2009

petit 旅


シドニーへ petit 旅行

どこまでも続く青い空
ふわふわの綿菓子みたいな雲
キラキラ眩しい海
風に乗って気持ちよさそうに海面を滑る沢山のヨット
何だかすまし顔のオペラハウス
空に大きく弧を描くハーバーブリッジ

体全体で「わぁ~」って叫びたくなるくらい綺麗な綺麗な景色
切り取ってメルボルンに持って帰って
リビングに飾りたいな。

chi

Monday, May 4, 2009

ふたつの文化


日本文化の中で育った私が
違う文化の中で生活していくのは
思っていたよりも結構大変。

言葉も、考え方も
「普通」とか「当然」だと思ってきたことも…
色んなことがなかなか自分の思うようにはいかなくて
びっくりしたり、腑に落ちなかったり
腹が立ったり、落ち込んだり、悩んだり…。

思いやりとか、細やかな気配りとか、控えめな態度とか…
日本文化では「+」とされる要素が
西洋文化では時に
「-」な要素になってしまうことだってある。

日本人の私から見ると
西洋文化の中で生きている人達は
精神的にも肉体的にも、とってもtough。

でも強くなるって難しい。
なかなか積極的にも、論理的にもなれなくて
いろんな場面で悲しくなる。
そういう悲しさとかも、誰にも理解してもらえなくて
もっと悲しくなったりする。
まだまだ修行が足りないんだろうな。

ただ、違う文化の中にいても
日本人の良いところは忘れたくない…。
日本文化と西洋文化。
ふたつを自分の中で、程よく配合できたらいいのに。

chi