Monday, April 27, 2009

秋色のメルボルン


秋色に染まったぶどうの葉。

日の光がずいぶんと柔らかくなり
空気も冷たくなってきたメルボルン。
週末、そして今日は日中でも寒いくらい。
ブランケットと温かい飲み物が1日中手放せない。
あんなに、あんなに暑かった夏…
今では何だか夢だったような気さえしてくる。

シックで落ち着きのある、秋の色と、秋の光が
メルボルンには一番似合っている気がする。

そろそろコートの襟を立てて
ブーツのヒールをコツコツ鳴らしながら
秋のメルボルンを歩いてみようかな。

chi

Sunday, April 19, 2009

オレンジ色+ひよこ色+青色


いつもと違う帰り道で見つけた、オレンジ色のブーゲンビリアと
淡いひよこ色の土壁と青色のナンバープレート。
何とも可愛い色の組み合わせに、思わず立ち止まってしまった。
太陽の光がふりそそぐ、地中海とかエーゲ海とか
そんな明るい海が見渡せる場所にありそうな、素敵な雰囲気のお家。

こっちには表札というものがなく、それぞれの家には番号が付いている。
短パンにポロシャツ、蛍光オレンジのベストを付けた体格の良い郵便屋さんが
毎日バイクで手紙を届けてくれるのだけど、名前なんて確認しなくていいから
日本の郵便屋さんよりちょっと楽チンかも。

お陰で、以前、そしてその前、そのまた前に
ここに住んでいたであろう人たちへの手紙まで、よくうちに届いてしまう。
そんな時には、
"This person no longer this address. Please update your records."
(この人はもうここには住んでいません。記録を更新してください。)
と、手紙にメッセージを添えてポストに投函。

それでもひっきりなしに届く、迷子の迷子の手紙たち…。
その多くはダイレクトメールなんだけど、でも
中には大切な人からの、大切なメッセージもあるかもしれないのに。

最後にはちゃんと、宛名の人の元に届きますように…。

chi


Friday, April 17, 2009

petit パリ気分


Williamstown の、ちょっとレトロなレンガ造りのカフェ "Breizoz"
美味しいフレンチスタイルのクレープやガレットが大人気で
お店に入った瞬間から、優しい甘い香りに包まれる。

沢山あるメニューから、悩みに悩んで
りんごとカルバドス(りんごのリキュール)のクレープ+バニラアイスを注文。
目の前でリキュールをクレープにかけてくれ、フランベしてくれる。

リキュールの風味が利いた大人味。
リキュールが馴染んでしっとりモチモチのクレープ生地と
甘酸っぱいりんごジャムと
溶けかけた甘いバニラアイスが喧嘩せずにマッチしていて
「美味し~い」と、子供みたいな笑顔で何度も言ってしまう。

時々お店のキッチンからフランス語が聞こえてきたり
店員さんがお客さんにも "bonjour" って挨拶したり
お喋りや笑い声や、食器のカチャカチャする音と一緒に
フレンチポップスが流れてきたり…。
もしパリのカフェに行ったら、こんな感じなのかなって思いながら
クレープと一緒に、パリジェンヌの気分も味わえてちょっと得した気分になった。

chi

Tuesday, April 14, 2009

海辺の町


イースターの週末、
メルボルンの南西にある古い港町、Williamstownまでpetitドライブ。
抜けるような青い空、そして海面が反射してキラキラしている海。
海岸沿いの散歩道を歩くだけで心も体も爽やかになる。
歩きながら辺りを見渡してみると…

木陰のベンチでfish&chipsをほおばる、おじいちゃんとおばあちゃん。
足元にはfish&chipsのおこぼれを狙って集まって来た沢山のカモメたち。

パパとママに手をつないでもらって
半分引きずられながらローラーブレードの練習をしているチビッコ。

「帰っておいで」って言われても、聞こえない振りして
バシャバシャ海で遊んでいるおっきな犬…

同じ場所で同じ時間を過していても、ストーリーは色々。


海辺の反対側は、古くて可愛らしい建物が沢山残っている素敵な町並み。
レストランやカフェ、ジュエリーショップが建ち並んでいる。

その一角のジェラートショップで
フランス人形みたいな女の子が手にしているジェラートの色…
目の覚めるようなスカイブルーですごいビックリした。
ソーダ味?!

空の綺麗な青い色に、ジェラートも染められちゃったのかな…。

chi

Monday, April 13, 2009

多文化な街


"Selamat pagi" … インドネシア語
"Josan" … 広東語

インドネシア語と広東語の「おはよう」。
一緒に働いている女の子たちに教えてもらった。
2人とも学生のときに、インドネシア、そして香港からメルボルンに来て
卒業後もメルボルンで生活している。
私も2人に日本語の「おはよう」を教えてあげたら
毎朝2人が私に「オハヨウ」って言ってくれるようになった。

メルボルンは230以上の国々から来た人々が暮らしている多文化な街。
朝の光がメルボルンを包むとき、一体いくつの「おはよう」が聞こえてくるんだろう。
もし私が太陽なら、朝メルボルンを照らすとき、ちょっと耳をそばだててみるかも。

chi

Saturday, April 11, 2009

ご近所さん



私が住んでいる町の、可愛いテラスハウスがある通り。

そこを通る時にはいつも足取りがゆっくりになって、
かわいらしいレース模様になっているテラスの柵を眺めながら
どんな人が住んでいるのかな…と、考えながら
いつかこんな所に住めたらいいな…と、夢見ながら
ちょっと幸せな気持ちになる。

chi

Saturday, April 4, 2009

petitメル日記


メルボルンに来て、こっちで暮らすようになって、もうすぐ4年…。
4年経つのは早かったけど、でも「暮らす」って言えるまでには長い長い道のり。
最近ようやくこっちで暮らしている感じがする今日この頃。

さて、メルボルン生活4周年の記念として「petit メル日記」を始めることに。
今までは色んな事を受け入れるのに一生懸命だったけれど、
これからは自分からちょっとずつ発信していって、日本にいる大切な人たちは勿論、
色んな人にメルボルンでの私の暮らしや思いが少しでも伝われば素敵だな…。

chi